J-Embrace Online Forum #5
.
J-Embrace Online Forum #5
4 / 11 /2024 5:00 pm ~ 6:00pm
REPORT
MAATJ第5回J-Embraceオンラインフォーラムを開催いたしました。
Forum #5を振り返って
2月22日に第5回目のJ-Embrace Online Forumを実施しました。
今回は、前回J-Embrace Forumにお招きしたWake Forest Universityの高田靖子先生の「Creating Inclusive Learning Environment」で共有していただいた参考資料を振り返りながら、今回参加者してくださった方々から寄せられたDEIBに関する課題を共有し、ディスカッションしました。
今回の話し合いは、例えば、高校の先生方が感じている課題が大学でも見られるのかどうかと言うところから始まりました。携帯から離れられない、受け身がちで自分から話しかけようとしない、話すのが苦手、興味がないわけではないが何事にもマイペースであったりドライな印象、盛り上がりに欠ける、などの学生の意識や性質の変化、またそれに対する対応の仕方に課題を感じているという声が多く上がりました。これは、高校と大学のどちらにもその傾向が見られるようです。その他に、精神不安定であったり、アコモデーションを必要とする学生が、ベンチマークとされる日本語力が学習されないまま上のレベルに上がってしまうのでどうすればいいか、精神的に不安定な学生が授業中に思いがけない行動や言動を発した場合、教師自身を落ち着かせる何らかの方法や言葉がないか、なども話し合いのトピックとなりました。これらの話し合いにより、学生への対応に苦慮しているのは自分だけではなかったと気づき気が少し楽になったと言う声がアンケートなどからも伺えました。
このような話し合いを通じて、課題解決案の糸口を見出せることが理想的ではありますが、情報交換や意見交換をすることによって教師の心のケアに繋がり得る機会となったのではないかと感じました。それと同時に、教師会として、このような機会を提供する重要性も再認識させられました。高田先生が学生と一緒にプラス思考のルーブリックを作成することでお互いへの理解が深まり改善へと繋がったという経験を踏まえて、J-Embraceでも、課題満載の状況下であっても、何らかの(小さい)プラスを得ることができれば幸いです。
昨年春に国際交流基金のグラントサポートを受けて開始されたこのMAATJ主催のオンラインフォーラムですが、これまで5回実施され、参加人数は平均10名程です。今回初めて参加してくださった先生方もいらっしゃいましたし、初回から毎回参加してくださる先生方もいらっしゃいました。今後もMAATJメンバーの方々の「今感じている課題」に焦点を当て、メンバー間の連携を促進するようにオンラインフォーラムを続けていきたいと思います。
引き続き、皆様のご参加、またはご意見をよろしくお願いいたします!
企画担当: バージニア大学 佐藤友美 マーシャルともこ
=================================
Please visit the J-Embrace homepage on the MAATJ website!
MAATJ will issue Professional Development Certificate upon request
J-Embraceでは、Z世代への支援とより良い人間教育を念頭に、Diversity Equity Inclusion Belonging (DEIB)の課題だけではなく現場での様々な課題を共に考え、課題改善に向けての情報交換や意見交換のできる集まりにして行きたいと思います。そしてメンバー間の交流とネットワーク造りはもとより、ざっくばらんに話せる場を提供できればと思います。内容やトピックは参加者の希望やニーズに合わせて柔軟に対応していきたいと思いますので、皆様のご参加をお待ちしております!
ご関心のある方は、フォーラム実施予定日をお確かめの上、サインアップシートにご記入ください。ご記入済みのメールアドレスに、ズームリンクを含むフォーラムの詳細を送らせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
In recent years, more educators are paying closer attention to diversity, equity, inclusion, belonging (DEIB) as the concerns towards students' learning and mental health are also on the rise. Teachers are on the frontline facing serious challenges everyday to support diverse students. You are cordially invited to an informal online forum, where participants openly exchange ideas, share experiences, and discuss how they can better support students as well as themselves. We hope that J-Embrace will provide a safe and inspiring discussion for the participants and will cultivate a sense of community for the MAATJ members.
If you are interested in joining, please fill out the sign-up sheet from the link above. The meeting zoom link will be sent to those who have signed up for the session. Hope to see you there!
Organizer and Contact: Tomomi Sato (ts2fn@virginia.edu) & Tomoko Marshall (tm5x@virginia.edu)