J-Embrace Online Forum #3
.
J-Embrace Online Forum #3
10 / 26 /2023 5:00 pm ~ 6:00pm
REPORT
MAATJ第3回J-Embraceオンラインフォーラムを開催いたしました。
10月26日にJ-Embrace Forum第3弾が実施されました。
今回はまずFLAVA・MAATJの学会にお招きした渡辺素和子先生の講演「Genration Z:Welcome to Japanese Classroom」を振り返りながら、参加者計8名で講演での学びやZ世代の学生の様子や課題などについて話しました。次に、その講演でも触れていたクラスのコミュニティー形成に向けた工夫やZ世代に合ったクラス初日の活動について、情報や意見交換をしました。
この会で最も印象的だったのは、数十分のグループディスカッションで合ったにも関わらず、クラスコミュニティーを形成して行くための様々なアイディアが飛び交ったことです。上級者の自己紹介に名前の由来を取り入れる、席から立たせ伝言ゲーム的に列に並べ自己紹介させる、自分の紹介をクイズ形式にしグループメンバーにTrue/Falseで答えさせる、スプーンに貼り付けた単語やイメージで単語の復習をさせながらペアー分けをする等、多くの活動案を共有しました。また、日本語学習は「勉強や宿題のため」ではなく「日々のコミュニケーションツールを養う」と言う目的意識を高めるために、日々の教室活動に彼らの生活の中で実際に起こっている(例。クラブのイベント、学祭、学内ニュース)身近な「生」の話題を取り上げることの重要さ、更には、プライベートな情報(家族・ジェンダーなど)に抵抗を感じる場合はアニメキャラクターを使い第三者を立てて紹介するアクティビティーも一案として出されました。学生間或いは世代の違う教師との見えない壁をなんとか崩し、日本語で将来に役立つスキルを身につけてほしいと言う先生方の強い意向とその努力が伺えました。
中高学校では、パンデミック直後に比べると、好んでクラスメートと話したがる学生や周りに気を遣うような学生が増えていると言う話もありました。これは、Crave for interactivityと言う渡辺先生が挙げたZ世代の特徴を再認識する一場面でもあり、学力低下や欠席増加などパンデミック以降の山積み状態の課題の影から、希望が見えてきた瞬間でもあったように思います。
以下、これまでのアンケートでお寄せいただいたご希望のディスカッショントピックを共有させていただきます。(アンケートにご協力いただき、ありがとうございました!)
次回のJ-Embraceは来年2024年となりますが、日程など追ってご案内いたします。
第4弾へのご参加お待ちしております。
企画担当: バージニア大学 佐藤友美 マーシャルともこ
=================================
Please visit the J-Embrace homepage on the MAATJ website!
MAATJ will issue Professional Development Certificate upon request
J-Embraceでは、Z世代への支援とより良い人間教育を念頭に、Diversity Equity Inclusion Belonging (DEIB)の課題だけではなく現場での様々な課題を共に考え、課題改善に向けての情報交換や意見交換のできる集まりにして行きたいと思います。そしてメンバー間の交流とネットワーク造りはもとより、ざっくばらんに話せる場を提供できればと思います。内容やトピックは参加者の希望やニーズに合わせて柔軟に対応していきたいと思いますので、皆様のご参加をお待ちしております!
ご関心のある方は、フォーラム実施予定日をお確かめの上、サインアップシートにご記入ください。ご記入済みのメールアドレスに、ズームリンクを含むフォーラムの詳細を送らせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
In recent years, more educators are paying closer attention to diversity, equity, inclusion, belonging (DEIB) as the concerns towards students' learning and mental health are also on the rise. Teachers are on the frontline facing serious challenges everyday to support diverse students. You are cordially invited to an informal online forum, where participants openly exchange ideas, share experiences, and discuss how they can better support students as well as themselves. We hope that J-Embrace will provide a safe and inspiring discussion for the participants and will cultivate a sense of community for the MAATJ members.
If you are interested in joining, please fill out the sign-up sheet from the link above. The meeting zoom link will be sent to those who have signed up for the session. Hope to see you there!
Organizer and Contact: Tomomi Sato (ts2fn@virginia.edu) & Tomoko Marshall (tm5x@virginia.edu)