J-Embrace Online Forum #14
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J-Embrace Online Forum #14
2 / 20 /2025 5:00 pm ~ 6:00pm
REPORT
MAATJ第14回J-Embraceオンラインフォーラムを開催いたしました。
フォーラムの始めには、「自分をちょっと元気にしてくれた経験」について話すのですが、今回は、二つの別の大学の日本語ハウスに住む大学間交流会が企画されていると言うお話がありました。学校の枠を超えたところで学習者同士が何かを分かち合える場ができてとても嬉しく思うと、参加者の方が話してくださいました。MAATJ内の大学の日本(語)学生団体が集まって年次会を開催していることは聞いていましたが、小さな規模であっても、このような交流会から得られる経験こそ、学習意欲向上に繋がるに違いありません。
さて、今回のフォーラムでは、「読み」に焦点を当て意見交換しました。AIが発達し普及していく中、学習者が自分でしっかり読まなくてもAIが「教えてくれる」環境は「学習言語を読む」スキル育成にどう影響しているのでしょうか。指導者側も「読む力が必要か」「何のために読む力を付けるのか」「どうすれば学生者の実力が測れるのか」など、頭を悩ませるところかもしれません。
外国語のクラスにおいては、単語や文法を覚えてもらいたいから、または知識を付けるために必要なスキルだから読ませる、と言う読ませ方もあるでしょう。しかしそれ以上に、「読む」ことは、異文化や別の価値観に触れ、味わい、理解する思考プロセスの根本にあるのではないか、そして、そこから感動や楽しみに行き着いてもらいたいと言う教師の強い願望がこのフォーラムでも明らかになりました。一方で、そこに行き着くまでの道のりの長いこと長いこと、と呟きも溜め息も隠せません。今回の話し合いの中で、前向きなアイディアも数多く出されましたので、ここにいくつか抜粋します。参加者の皆様、ご意見ありがとうございました。
読んだことを口頭で説明する、読んだことを利用した自分の経験や意見を口頭で言う、自分が書いてきたものをクラスで読む等、アウトプットを重視する教室活動が必須となる。
少しでも発見や達成感が持てるようにステップを小さくしたスキャフォルディングを見直し、初級レベルからAIリテラシーを身につけるような活動(例。日本語で検索、日本語の質問文を使って検索する、分かる情報を抽出する、英訳の正確性を吟味する、検索結果の違いや間違いを見つける等)を積極的に取り入れる。
何のために読んでいるのか、読んでためになっているのかどうかをアンケートし、カリキュラムと学生の期待値のすり合わせも考慮していく。
AIに頼りすぎていると後で苦労する事実と同時に学習プロセスを重ねることで成功ありと意識づけることも必要。
学生との価値観の相違やそこから生じる教師のジレンマは、今に始まったことではありません。しかし、少なくとも、励まし合い、アイディアや経験を分かち合うことで、新たな「次」が生まれることを願っております。
次回は「読み」を踏まえ「書き」についても話し合えればと思います。皆様からのご提案もお待ちしております。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
企画担当: バージニア大学 佐藤友美 マーシャルともこ
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MAATJ will issue Professional Development Certificate upon request
J-Embraceでは、Z世代への支援とより良い人間教育を念頭に、Diversity Equity Inclusion Belonging (DEIB)の課題だけではなく現場での様々な課題を共に考え、課題改善に向けての情報交換や意見交換のできる集まりにして行きたいと思います。そしてメンバー間の交流とネットワーク造りはもとより、ざっくばらんに話せる場を提供できればと思います。内容やトピックは参加者の希望やニーズに合わせて柔軟に対応していきたいと思いますので、皆様のご参加をお待ちしております!
ご関心のある方は、フォーラム実施予定日をお確かめの上、サインアップシートにご記入ください。ご記入済みのメールアドレスに、ズームリンクを含むフォーラムの詳細を送らせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
In recent years, more educators are paying closer attention to diversity, equity, inclusion, belonging (DEIB) as the concerns towards students' learning and mental health are also on the rise. Teachers are on the frontline facing serious challenges everyday to support diverse students. You are cordially invited to an informal online forum, where participants openly exchange ideas, share experiences, and discuss how they can better support students as well as themselves. We hope that J-Embrace will provide a safe and inspiring discussion for the participants and will cultivate a sense of community for the MAATJ members.
If you are interested in joining, please fill out the sign-up sheet from the link above. The meeting zoom link will be sent to those who have signed up for the session. Hope to see you there!
Organizer and Contact: Tomomi Sato (ts2fn@virginia.edu) & Tomoko Marshall (tm5x@virginia.edu)
Sponsored by MAATJ